新着情報

事務所移転のご案内
2019.03.01

 前回の更新は2017年8月1日。久しぶりにこのページを開いています。

 新着情報としてご案内させていただくことは特にありませんでしたが、何もしていなかったわけでもありません。これまでどおり、いつものように、ジテンのペースで各地の生産者や研究者を訪ねてまわっております。少し前のこと。2月18日には北海道に行ってきました。3月4日から再び北海道に入る予定です。最近は、磯焼けウニの研究を追っています。

 せっかくの機会ですし、写真がないと寂しいので、これまで「日本の身土不二」でご紹介してきた記事内画像を入れていきます。詳細はリンク先で是非とも。

レッドビートの研究をしている北海道大学の橋床教授と農園へ(北海道)

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 さて、弊社は本日より、第6期に突入しました。いつもお世話になっている皆さま、少し前に出会ったばかりの友人・知人・パートナーの皆さま、心より御礼申し上げます。感謝、感謝でございます。

 心機一転というわけではありませんが、最近、拠点を神田から高円寺に移しました(こちらからご確認ください)。

 ベースはあってないようなもので、東京にいないことも少なくないですが、ふだんは事務所近くの自宅で目覚めて、高円寺で仕事をして、一段落したときは、高円寺徒歩圏内の純喫茶やカフェ、居酒屋や謎の店など、半径数キロで消費し、ときに消耗し、自宅に戻って眠りにつき、新しい朝を迎えるという生活を送っています。納税を含めて、私の外貨は生活圏(と、出張先)でほとんど消えていきます。

 なんの話だと思われるかもしれませんが、外貨獲得と地域活性化のことを改めて考えているところです。6次産業化ブームに対するアンチテーゼで、「9次産業化」といってきました。簡単にいいますと、逆張り的な発想で「逆をいくなら、とりあえず6をひっくり返して9にするか」という、ふざけているようでまじめな話です。「競争したくない、戦いたくない」というのが根底にあります。小さな会社ですから、なおのこと。「違いを作る」「人がやらないことをやる」というのは、戦略では重要な考えの一つです。

野ぶどうの生産者。集落がなくなるという話はリアルだった(徳島)

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 機能性という切り口で、6次産業化や農商工連携(加工品)の取り組みを見てきました。例えば、Aという特産品に血糖値を下げる働きがあることがわかり、それを付加価値と呼ぶとしましょう。高血糖という問題の解決を考えると、Aは同じようなB・Cと競合します。薬やトクホはもちろん、食後のウォーキングや糖質制限、その他の食事制限もライバルです。選ばれつづける、支持されつづける(売る)というのは簡単ではありません

オリーブオイル採油後の搾りかすの活用法を取材(香川)

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 成功事例はもちろんありますが、"6次産業化でみんなハッピー"というのは幻想です。一過性のブームに流されると、個性や真の強みを見失いかねません。視点・視野・視座。単体では価値が上がったように見えても問題解決の手段の「one of them」でしかなく、違いを作れていないことが多いわけです。

 いずれにしても、補助金を含めた対費用で「儲かっているの?」とシンプルな話です。事業者だけでなく地域全体として考え、投入した補助金以上のリターンがあるかが問われるべきです。

 生産・加工・販売という6次産業化の流れを遡ってたどり着く原点。やはり1次産業、生産者や産地の歴史といったストーリーをまずは大切にしたいと思っています。あなたの物語は、あなただけが持っているものです。また、6次産業に観光サービスの3を加える9も考えてきました。その土地を訪ねるきっかけができればなおよし。インバウンドとアウトバウンドの双方向で外貨を獲得していくことが重要です(観光消費のおみやげ的6次産品も、モノの流れを見るとアウトバウンド)。異業種・広域連携が必要になります。解決策はまだ見出せていませんが、補助金なしで小さくはじめて軌道に乗ったプロジェクトをいくつか創ることができました。

天然の睡眠改善剤として認知されつつあるクワンソウの花摘み(沖縄)

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 話を戻しましょう。第6期に入ります。同じ所属、肩書き、仕事で最も長く続いたのは小学生時代の6年。6期というのは、私にとってとても大切な1年になります。まずは最長タイの6年、1年後のこの時期に会社が存在することを祈りながら、精進してまいります。いつもありがとうございます。

株式会社ziten
代表取締役 緒方 修